「どちらもSS?」



【そうや、どっちも。だから実雅は前以てオカンが頼んだんや。オトンもオカンもお互い一目惚れしてSS0の申し込みを自分でしたわけや。まるで、お前と大差ない出会いやな】



「懐かしいわね、実」

「そうだね、雅」



【初めて会った日、お互い向かい合って座ったまま5時間動かんのやもん。バッテリー切れたんか思ったわ】



「懐かしいわね、実」

「そうだね、雅」



「何だよ、それ」

「結果として、良かったでしょう?」



「ああ」





そこからは、両親の思い出話に花が咲き

この日のパーティーは……

俺抜きでやって欲しいくらいだった。