ああ、もうすでにウザい…。
私は靴を脱ぎ捨てると、彼の横を通り過ぎた。
「どこ行ってた?」
「だから、言いましたよね?
友達と遊びに行くって、そう言ったじゃないですか」
早足で自室へ向かおうとする私の後を彼は追ってくる。
「こんなに遅くなるなんて聞いてないぞ」
「先に夕飯を食べてお風呂に入って寝てくださいって言いましたよね?
遅くなる可能性があるから起きて待ってなくていいって言いましたよね?」
ああ、もうウザいウザいウザい!
本当にウザいったらありゃしない!
「だからと言って遅くなっていい訳ないだろ」
「私がどこへ行って何をしようが、それは私の勝手じゃないですか!
奥原さん、厳し過ぎます!」
そう言った私に、
「当たり前だろ、お前は俺の妻なんだから」
彼――奥原賢志郎(オクハラケンシロウ)は言い返した。
私は靴を脱ぎ捨てると、彼の横を通り過ぎた。
「どこ行ってた?」
「だから、言いましたよね?
友達と遊びに行くって、そう言ったじゃないですか」
早足で自室へ向かおうとする私の後を彼は追ってくる。
「こんなに遅くなるなんて聞いてないぞ」
「先に夕飯を食べてお風呂に入って寝てくださいって言いましたよね?
遅くなる可能性があるから起きて待ってなくていいって言いましたよね?」
ああ、もうウザいウザいウザい!
本当にウザいったらありゃしない!
「だからと言って遅くなっていい訳ないだろ」
「私がどこへ行って何をしようが、それは私の勝手じゃないですか!
奥原さん、厳し過ぎます!」
そう言った私に、
「当たり前だろ、お前は俺の妻なんだから」
彼――奥原賢志郎(オクハラケンシロウ)は言い返した。



