人生一の青春

「もう家出るよ〜!」お母さんが一階から叫んだ。

「はーい、今行くね!」それにしても、なんて元気な家族なんだろう。逆にうるさいぐらいだよ。


家を出て、小学校へ行くのとは真逆の方向に歩いて向かう。

この道、通りなれないな。でもいつかは、「いつもの道」って言えるようになるのか。

新しい道への希望と不安を抱いて、私はお母さんとこの道を歩く。


学校に着いた!おぉ、大っきいな。

確か、7クラスあるって聞いたけど。そりゃ大きいよなぁ。

これからこの学校で、3年間という長そうで短い日々を過ごすんだ。

あぁ、頑張らなくっちゃ。


私たちは受付を済ませ、お母さんは会場である体育館に、私は教室に向かう。

一人寂しい廊下…。暗くて寂しげな校舎に、私の足音だけが響く。

外から見れば明るい校舎も、中はすごく暗かった。

早く誰かに会いたいな。

教室に入ったけど、案の定 誰もいなかった。