「あの…!名前、教えてくれませんか!?
あ、いや、名前知って悪用したいとか、そんなんじゃなくて…!」

「いいよ。俺の名前は---山野 依吹。じゃあね。」

ふっ…と笑いながら彼は行ってしまった。





一一私は、彼の優しさに、彼の笑顔に恋をした。