「走れば行けるわよ!ファイト!」

「…適当に言ってない?」

ジト目でお母さんを見る。

「やだぁ、そんなわけないじゃない。ほら、
そんなこと言ってないで早く朝ごはん食べちゃいなさい。」

「ハイハイ。わかってますよー」

お母さんが作ってくれた朝ごはんを急いで食べて、私は玄関を出た。

「行ってきます!!」