「ショッピングモール……?付き纏い……?」
「……不安がると思って言わなかったが、一昨日のショッピングモールで動きが怪しい警官に似た服を着た男を見かけた。
試しに無茶苦茶に歩いたり速度を変えたりしたが、こっちの動きに合わせて向こうも動いていたからな……十中八九、あいつがストーカーだろう」
あの智大の謎の動きに理由があったのも驚いたが、智大が付き纏いに気付いていたこと、そして藍里も見かけたあの人が昨日の人なのだと知って、背筋が凍るようだった。
「俺も松浦ももちろん、この辺が管轄の者にも確認しましたが誰も昨日はこちらにはお伺いしてませんし、ショッピングモールがある地区が管轄の者にも確認しましたが、誰もモール自体には行っていなかったそうです。
恐らく、警察の姿を真似ただけの偽物でしょう」
「偽、物……」
「この格好はある意味目立ちます。ですが逆に、この格好だからこそ周りに警戒心を抱かせない思惑もあったんだと思います」
どうしてそんなことまでして付き纏ってくるのか。とか、智大はいつ吉嶺に連絡をしたのだろうか。とか色々思うことはあったけれど、一先ず体勢を整えようと智大から離れようとしたが、思うように体に力が入らなかった。
「……不安がると思って言わなかったが、一昨日のショッピングモールで動きが怪しい警官に似た服を着た男を見かけた。
試しに無茶苦茶に歩いたり速度を変えたりしたが、こっちの動きに合わせて向こうも動いていたからな……十中八九、あいつがストーカーだろう」
あの智大の謎の動きに理由があったのも驚いたが、智大が付き纏いに気付いていたこと、そして藍里も見かけたあの人が昨日の人なのだと知って、背筋が凍るようだった。
「俺も松浦ももちろん、この辺が管轄の者にも確認しましたが誰も昨日はこちらにはお伺いしてませんし、ショッピングモールがある地区が管轄の者にも確認しましたが、誰もモール自体には行っていなかったそうです。
恐らく、警察の姿を真似ただけの偽物でしょう」
「偽、物……」
「この格好はある意味目立ちます。ですが逆に、この格好だからこそ周りに警戒心を抱かせない思惑もあったんだと思います」
どうしてそんなことまでして付き纏ってくるのか。とか、智大はいつ吉嶺に連絡をしたのだろうか。とか色々思うことはあったけれど、一先ず体勢を整えようと智大から離れようとしたが、思うように体に力が入らなかった。



