「じゃあ旦那と上手くいってるってこと?」
「そう、ですね……前より会話も出来るようになって仲良くなっていると思います」
パピヨンのコユリを洗っていると、最近顔色が良い。と先輩が話しかけてきた。
前と比べてご飯を食べる量も少し増えたので、体力もついて仕事も順調。
智大との関係も良い方向に進んでいて家にいてもしんどくならない。
良いことづくめな毎日に自然と笑顔がこぼれた。
「本当、前までと表情が全然違うわよね。上手くいってて良かったわ」
「ご心配お掛けしました」
「心配くらい何でもないわよ!ただ、これ以上小蔦が弱っていくようなら小蔦の旦那に殴り込みにいこうと思ってたけどね」
ウインクしながら男前な事を言う先輩に藍里は一瞬目を丸くしてからくすっと笑った。
「前から思ってましたけど、先輩ってすごく男前ですよね」
「ん?惚れちゃった?小蔦の旦那より惚れてくれたら小蔦を嫁にすること考えてあげるわよ?」
「智く……いえ、主人にはまだ惚れてるとか言う感情は分からなくて……って先輩女の人ですし、そもそも既婚者じゃないですか」
私、お嫁に行けませんよ。と言うと先輩は楽しそうに笑った。
「うん、私、小蔦のそう言う真面目な所大好きだわ」
「……?ありがとうございます……?」
首を傾げてお礼を言うと先輩はさらに笑ってしまった。
その笑い声に驚いて少し暴れてしまったコユリの爪が藍里の手の甲に傷をつけてしまい先輩に謝られたけれど、傷など良くあることだと気にせずそのままトリミングを続けた。
「そう、ですね……前より会話も出来るようになって仲良くなっていると思います」
パピヨンのコユリを洗っていると、最近顔色が良い。と先輩が話しかけてきた。
前と比べてご飯を食べる量も少し増えたので、体力もついて仕事も順調。
智大との関係も良い方向に進んでいて家にいてもしんどくならない。
良いことづくめな毎日に自然と笑顔がこぼれた。
「本当、前までと表情が全然違うわよね。上手くいってて良かったわ」
「ご心配お掛けしました」
「心配くらい何でもないわよ!ただ、これ以上小蔦が弱っていくようなら小蔦の旦那に殴り込みにいこうと思ってたけどね」
ウインクしながら男前な事を言う先輩に藍里は一瞬目を丸くしてからくすっと笑った。
「前から思ってましたけど、先輩ってすごく男前ですよね」
「ん?惚れちゃった?小蔦の旦那より惚れてくれたら小蔦を嫁にすること考えてあげるわよ?」
「智く……いえ、主人にはまだ惚れてるとか言う感情は分からなくて……って先輩女の人ですし、そもそも既婚者じゃないですか」
私、お嫁に行けませんよ。と言うと先輩は楽しそうに笑った。
「うん、私、小蔦のそう言う真面目な所大好きだわ」
「……?ありがとうございます……?」
首を傾げてお礼を言うと先輩はさらに笑ってしまった。
その笑い声に驚いて少し暴れてしまったコユリの爪が藍里の手の甲に傷をつけてしまい先輩に謝られたけれど、傷など良くあることだと気にせずそのままトリミングを続けた。



