月曜日の朝に、慌ただしく駅へ向かわないのは久しぶりだった。
カーキ色のマキシワンピースに、明るいチェックのシャツを羽織って、ヒールのない靴を履き、ゆうゆうてひとけの少ない大通りを歩く。