二人きりになり、藍と莉桜はただそこにいた。 「……今日は部屋戻ろうか」 沈黙を破ったのは藍だった。 「…おう」 二人は並んで歩く。 「…やっぱり、もう少し莉桜といる…」 自室の前まできたとき藍が呟いた。 莉桜は藍の手を掴み部屋の中へ入っていった。 .