執務室に戻ってきた莉桜は藍の帰りを待っていた。 藍が窓から執務室に入ると、莉桜がソファで寝ていた。静かに近づき頬を触ると、莉桜が目を覚ました。 「…やぁっと、帰ってきたな」 藍はいきなり莉桜が目をあけて喋ったので、驚き、ビクッと肩を揺らした。 「…ックリしたぁ」 「えらい遠くまで行ってたみたいじゃん?窓から帰ってくるなんてさ」 「…ま、ね…起きてたんだ?」 「おう!!」 ニカッと、笑う。 .