渡されたのは、黒い一枚の羽。それをみた二人は、羽をつかみ取ったまま、城門に向かう。 「藍、顔すげぇぞ」 「莉桜こそ。帰ったら父上にぶっ飛ばされるね」 莉桜と藍は気休めの言葉をかけながらも急ぎ、屋敷へと駆けていった。 .