キミの溺愛は甘すぎる。




それに着たところで似合っていないことだろう。
私はまだまだ中身も外見も子供なのだ。


「鈴華、おいで」

ひとり、勝手に落ち込んでいる私に気づいた優翔が優しく呼び寄せる。


少し泣きそうになりながらも、私はぎゅっと優翔の胸元に飛び込んだ。

優翔と違って私は子供っぽくて。


それなら制服姿のままのほうが良かったかもしれないと思ってしまうほど。


「この短時間で何が鈴華を落ち込ませたの?」
「……優翔」

「え?俺?」


少し驚いたような優翔の声。
当たり前だ。

だって優翔は何もしていないのだから。
私が悪いのである。


「優翔が和服、ばっか着て……大人みたいな格好してるから…」

ぎゅっとしがみつきながらも、本音を漏らしてみる。
言えるとしたら今しかない。