やっと焼きそばやフランクフルトを食べ終わり、食後のかき氷を瑠奈が美味しそうに食べるのを龍はじっと見つめる。
(こんな可愛い子が俺の彼女……)
シャクシャクとストロースプーンで氷を削る瑠奈。
そっと掬って口に運ぶ瑠奈。
冷たかったのか少し顔をしかめる瑠奈。
どの表情も仕草も龍は瞳に焼き付けるように見つめた。
「瑠奈、ここ付いてる」
口の端にイチゴ色をした赤いシロップが付いているのに気付いた。
「え、うそ!どこ?!」
そう言ってシロップが付いている反対側の方をストロースプーンを持っている手の甲で一生懸命擦っている。
その仕草を他の男に見せたくない独占欲が龍の頭を支配した。
「違うって。ここだよ」
そしてゆっくり瑠奈の口元に唇を一瞬落とした。
想像していた通り甘くて柔らかかった。
驚いた瑠奈の手からかき氷のカップが落ちそうになるのを片手でキャッチした。
「口に付けるわ、カップ落としそうになるわ、お子様だなー」
自分だってドキドキしてるはずなのにそれ以上の瑠奈を見たらこんな軽口が叩けた。
こんなに二人でゆっくりのんびり出来たのはここまでだった。
(こんな可愛い子が俺の彼女……)
シャクシャクとストロースプーンで氷を削る瑠奈。
そっと掬って口に運ぶ瑠奈。
冷たかったのか少し顔をしかめる瑠奈。
どの表情も仕草も龍は瞳に焼き付けるように見つめた。
「瑠奈、ここ付いてる」
口の端にイチゴ色をした赤いシロップが付いているのに気付いた。
「え、うそ!どこ?!」
そう言ってシロップが付いている反対側の方をストロースプーンを持っている手の甲で一生懸命擦っている。
その仕草を他の男に見せたくない独占欲が龍の頭を支配した。
「違うって。ここだよ」
そしてゆっくり瑠奈の口元に唇を一瞬落とした。
想像していた通り甘くて柔らかかった。
驚いた瑠奈の手からかき氷のカップが落ちそうになるのを片手でキャッチした。
「口に付けるわ、カップ落としそうになるわ、お子様だなー」
自分だってドキドキしてるはずなのにそれ以上の瑠奈を見たらこんな軽口が叩けた。
こんなに二人でゆっくりのんびり出来たのはここまでだった。

