「さっきから何を百面相してんの?」
頭の上から声が聞こえて顔を上げると優しい表情の龍くんが起きてこちらを見ていた。
「あ…んっと……あの………」
「おはよ、瑠奈」
ちゅっとリップ音をわざとさせて龍くんは軽くキスをした。
「お、お、おはよう」
自分でも首まで赤いのが分かる。
もう本当やだ。
「さっき何回もキスしたし、それ以上のこともしたのに何でも照れてんの?」
分からないという表情で龍くんは言う。
きっと説明しても龍くんは理解出来ないだろう。
というか上手く説明も出来ないけど。
「や、なんとなく…………」
「ふぅん、まぁ良いけど。とりあえずどーする?時間的にシャワー浴びるか飯食うかしか出来ないけど」
「え?今何時なの?」
「12時回ったとこ」
「嘘!どうしよう!ホテルもう閉まっちゃって帰れない!」
珍しく門限のあるホテルだった。
先にチェックインしていても10時までに戻らなければ宿泊が出来ないのだ。
「………………………帰る気だったのか?」
婚約疑惑を問いただしたり、ロッカールームでローランドが近かった時のような地を這うような低い声だ。
「だ、だって折角予約したし、着替えとか何もかも部屋に置いてきたんだもの!」
「そんなもん朝になったら服に化粧品一式届くから気にすんな。
他に問題は?」
「そんなの悪いよ!折角日本から色々服持ってきてるし」
「今まで離れてた分、たっぷりとお前を甘やかしたいんだ。
素直に受け取れ。っていうかもう予約してあるから今更返品不可だ。」
頭の上から声が聞こえて顔を上げると優しい表情の龍くんが起きてこちらを見ていた。
「あ…んっと……あの………」
「おはよ、瑠奈」
ちゅっとリップ音をわざとさせて龍くんは軽くキスをした。
「お、お、おはよう」
自分でも首まで赤いのが分かる。
もう本当やだ。
「さっき何回もキスしたし、それ以上のこともしたのに何でも照れてんの?」
分からないという表情で龍くんは言う。
きっと説明しても龍くんは理解出来ないだろう。
というか上手く説明も出来ないけど。
「や、なんとなく…………」
「ふぅん、まぁ良いけど。とりあえずどーする?時間的にシャワー浴びるか飯食うかしか出来ないけど」
「え?今何時なの?」
「12時回ったとこ」
「嘘!どうしよう!ホテルもう閉まっちゃって帰れない!」
珍しく門限のあるホテルだった。
先にチェックインしていても10時までに戻らなければ宿泊が出来ないのだ。
「………………………帰る気だったのか?」
婚約疑惑を問いただしたり、ロッカールームでローランドが近かった時のような地を這うような低い声だ。
「だ、だって折角予約したし、着替えとか何もかも部屋に置いてきたんだもの!」
「そんなもん朝になったら服に化粧品一式届くから気にすんな。
他に問題は?」
「そんなの悪いよ!折角日本から色々服持ってきてるし」
「今まで離れてた分、たっぷりとお前を甘やかしたいんだ。
素直に受け取れ。っていうかもう予約してあるから今更返品不可だ。」

