こういう友達は大事にしないとなあ…
【磯ヶ谷武瑠side END】
【卯月輝side】
武瑠の家にお邪魔してご飯までご馳走になった僕…
至れり尽くせりだ…
弟くんの嵐くんも可愛い。
「輝くん。どんどん食べて!」
「そうだよ!もっと食べてー!」
…凄い大量のご飯…
僕今までこんなに食べたことあったっけ…?
「輝にいちゃん、あーん」
嵐くんが上手にお箸を使って唐揚げを掴む。
掴んだまま、僕の口元に唐揚げを運んでくれる。
…美味しいし、嬉しいけど、僕のお腹は限界です…
「輝兄ちゃん、美味しい?」
「うん、美味しいよ。ありがとう」
…うう、僕そんなに少食じゃないんだけど…
さすがに胃もたれがきつい…
「輝くんって、武瑠と仲いいの?」
「はい、仲良くしてもらってます。」
「良くして貰ってんのは俺だけどな!」
僕の前でケラケラ笑っている武瑠。
「なあ、母さん、瑠亜は?」
「合宿。バスケの。」
「そうだった。」
瑠亜…
…?
たける…るあ…あらし…
しりとり…?
武瑠から嵐くんまで繋がってる…
「輝には勉強面でも人間関係面でも世話になってるわ!」
「あんまり迷惑かけちゃダメよ!
今日だって無理やり連れてきたんでしょ!」
「げっ、なんでバレた。」
…武瑠、隠し事できないタイプだ…
秘密にしてても直ぐにバレるな…
詐欺には気をつけましょう。
「輝くん、嫌だったら嫌って言ってあげてね、調子に乗るから。」
…知ってます…
「大丈夫です。武瑠のおかげで僕も人間らしくなったんで。」
…武瑠がああでもして絡んでくれてなかったら…
僕はロボットみたいになっていたかもしれないなあ…
「こいつ、出会った時からずっと機械みたいだったからなあ…」
…武瑠のおかげで人間らしくなってきて、今こうして仲良くなってる。
いじめでもなんでも、絡んでくれていてくれたから…
あのいじめも、武瑠なりの優しさだったんだろうなあ…
実際優しいのは知ってるし…
「ちょ、輝、照れるから辞めて。」
…顔真っ赤だよ。
そんなに嬉しがらなくても…
「武瑠、僕と友達になってくれてありがとう。」
鈴以外でできた初めての友達。
仲良くなれて良かった。
「まぁとりあえず、テストだね。」
武瑠が頭を抱える。
武瑠のお母さんはそんな武瑠を見て呆れる。
「あんた、次のテスト3桁だったら携帯取り上げるからね。」
「げっ、やべぇ…」
同じような約束した…
武瑠、頑張って勉強しようね。
【磯ヶ谷武瑠side END】
【卯月輝side】
武瑠の家にお邪魔してご飯までご馳走になった僕…
至れり尽くせりだ…
弟くんの嵐くんも可愛い。
「輝くん。どんどん食べて!」
「そうだよ!もっと食べてー!」
…凄い大量のご飯…
僕今までこんなに食べたことあったっけ…?
「輝にいちゃん、あーん」
嵐くんが上手にお箸を使って唐揚げを掴む。
掴んだまま、僕の口元に唐揚げを運んでくれる。
…美味しいし、嬉しいけど、僕のお腹は限界です…
「輝兄ちゃん、美味しい?」
「うん、美味しいよ。ありがとう」
…うう、僕そんなに少食じゃないんだけど…
さすがに胃もたれがきつい…
「輝くんって、武瑠と仲いいの?」
「はい、仲良くしてもらってます。」
「良くして貰ってんのは俺だけどな!」
僕の前でケラケラ笑っている武瑠。
「なあ、母さん、瑠亜は?」
「合宿。バスケの。」
「そうだった。」
瑠亜…
…?
たける…るあ…あらし…
しりとり…?
武瑠から嵐くんまで繋がってる…
「輝には勉強面でも人間関係面でも世話になってるわ!」
「あんまり迷惑かけちゃダメよ!
今日だって無理やり連れてきたんでしょ!」
「げっ、なんでバレた。」
…武瑠、隠し事できないタイプだ…
秘密にしてても直ぐにバレるな…
詐欺には気をつけましょう。
「輝くん、嫌だったら嫌って言ってあげてね、調子に乗るから。」
…知ってます…
「大丈夫です。武瑠のおかげで僕も人間らしくなったんで。」
…武瑠がああでもして絡んでくれてなかったら…
僕はロボットみたいになっていたかもしれないなあ…
「こいつ、出会った時からずっと機械みたいだったからなあ…」
…武瑠のおかげで人間らしくなってきて、今こうして仲良くなってる。
いじめでもなんでも、絡んでくれていてくれたから…
あのいじめも、武瑠なりの優しさだったんだろうなあ…
実際優しいのは知ってるし…
「ちょ、輝、照れるから辞めて。」
…顔真っ赤だよ。
そんなに嬉しがらなくても…
「武瑠、僕と友達になってくれてありがとう。」
鈴以外でできた初めての友達。
仲良くなれて良かった。
「まぁとりあえず、テストだね。」
武瑠が頭を抱える。
武瑠のお母さんはそんな武瑠を見て呆れる。
「あんた、次のテスト3桁だったら携帯取り上げるからね。」
「げっ、やべぇ…」
同じような約束した…
武瑠、頑張って勉強しようね。



