ーガラガラ

菱元「どうしたの?北見さん。
びしょ濡れじゃない。」

雫「すみません。
ドライヤー貸して貰っていいですか?」

菱元「ええ、いいわよ。
そこのベッド使って。」

菱元先生は片方のベッドのカーテンを
開けドライヤーを貸してくれた。

自分の頭を乾かすより前に
先輩のユニフォームを乾かした。
早く、先輩にこのユニフォームを
着て欲しくて。

何分か乾かし続けてると
次第にユニフォームは
水を失っていく。

完璧ではないけど
あまり長くドライヤーを
使うのも悪い気がして
軽く乾かした髪を一つに束ねた。