次の日の放課後、私はいつも通り サッカー部のグラウンドへと向かった。 私が部室の前を通るのと 同じタイミングで 鏑木先輩が部室から出てくる。 いつもはユニフォームを 着ている先輩が今日は 体操着だった。 雫「先輩、今日はユニフォーム じゃないんですね。」 瀬那「忘れてきたから。」 いつもサッカーの事を考えている 先輩がユニフォームを 忘れるなんて珍しいと思いながら いつもは見られない体操着姿の 先輩にドキドキした。