瀬那「後1分で食え。」

雫「1分も待ってくれるんですか?
先輩、優しいですね!」

瀬那「その謎のポジティブ思考
マジでウザイから。」

雫「ですね。ウザイついでに
謝ってもいいですか?
先輩の勝利の女神になれなくて
今日は本当にごめんなさい。
でも、今度の秋の大会では
必ず勝利の女神になりますから。」

瀬那「あっそ。」

雫「はは。さすがに説得力ないですね。」

瀬那「かなりな。」

こうして、私と先輩の
初デートは終わった。
距離が縮まったのか
そうでないかは分からないけど
とにかく私は幸せだった。