雫「エリカ先輩に
誤解しないでってちゃんと言ってよ。」

匡貴「大丈夫。連絡済み。」

匡貴が見せてくれたスマホの画面には
エリカ先輩からのメッセージが
残っていた。

『悔しい。私も、北見ちゃんと
一緒に匡貴のお母さんのお弁当
食べたかった(泣)』

匡貴の彼女がエリカ先輩で
本当に良かった。
いとこだろうと何だろうと
絶対に嫌だと思うから。

でも、私には匡貴以外に
友達がいないから
こんな日に誘ってくれるのは
有難かった。