「これより、第37回体育祭の
開会式を行ないます。」

いよいよ、体育祭が始まった。

想像はしていたけど
その活気はもの凄いものだった。
ただの学校行事とは思えないほど
白熱していた。

午前の部が終わると匡貴が
私の元へと駆け寄ってくる。

匡貴「雫!飯食おう!」

雫「何で、私が匡貴と?
こんな所、エリカ先輩が見たら
ショック受けるよ。」

匡貴「うん、でも母さんが
雫と一緒に食えって。
ほら、こんな弁当箱に
詰めてきたから。
それに、エリカは今日休みだから。
雫が心配する必要ない。」

言い忘れてたけど、1週間前から
匡貴とエリカ先輩は付き合ってる。
エリカ先輩が告白して
匡貴が首を縦に振ったそうだ。