先輩手に入れます!


なかなか頭を上げない梶谷先輩に
辞めて下さいと言うと
頭を上げた先輩は今にも
泣きだしそうな表情を浮かべていた。

龍星「ダメだな、俺。
あいつが相手だと、つい言い過ぎる。
俺もさ、聞いてたんだよ。
キャプテンから。サッカー部だけを
大切にするんじゃなくて
クラスメイトも同じくらい
大切にしろって口うるさく
言われてたのに...目の前の事に
いっぱいいっぱいで瀬那の気持ち
考えてやれなかった。
副キャプテンなのに情けないな。」

雫「そんな事ないです。幸せですよ。
鏑木先輩は、きっと。
喧嘩しても...反省して...きちんと
非を認めて...自分の事を信頼してくれる
友達がいる先輩は幸せ者です。
梶谷先輩は全然ダメなんかじゃないです。
本当にダメな人は...相手の気持ちなんて
考えもしませんから。」

梶谷先輩は微笑みながら言った。