瀬那「北見!」

雫「何ですか?」

瀬那「サンキューな!」

雫「何のお礼ですか?」

瀬那「...カバン。助かった。」

雫「先輩のカバン。
めっちゃ重かったです。
石でも入れてるんですか?」

瀬那「バカ。教科書に
決まってんだろ。」

雫「先輩って意外と真面目なんですね。
また新しい先輩を発見しました!
じゃあ、また明日。
校門の前で待ってます。」

瀬那「待つなよ。」

雫「待ちます。
先輩に拒否権はありませんから。」

瀬那「うぜぇ。」

まだまだ先輩が私の事を
好きになってくれる日は
程遠いと思う。
でも、少しずつ確実に
その距離は縮まってる。

だから、信じて頑張ろう。
先輩が私を好きになってくれる
その日を...。