瀬那「勘違いすんなよ。
あれはその場しのぎで言った
言葉だから。泣いたって俺は
お前の事、好きにはならねぇからな。」
今日の先輩はお喋りだ。
先輩を追いかけ続けて約半年。
こんなにも先輩が
話しかけてくれた事なんてなかった。
こんなにも会話が
続く事なんてなかった。
雫「違いますよ。私の涙の理由は
そんな事じゃないですよ。」
先輩は、ああ言ってくれたけど
ついた方がいい嘘もある。
いつも正直で素直が1番いい訳じゃない。
先輩の気持ちを考えると...なんて
そんなおこがましい事は言えないし
何よりもこんな日に
赤の他人に慰められるのは
惨めに思えてしまうと思うから。



