私の冗談に冗談で返す。
実際の所、先輩のその言葉の
本気さは分からないけど素直に思う。

雫「はは。先輩のために
料理覚えなきゃですね。」

この人のために何かしたい。
私を支えてくれたこの人のために。

先輩の笑顔を見て思う。改めて。

幸せだな、私。
私だけが...幸せなんだなって。

お姉ちゃんは死を迎える
その時まで幸せじゃなかったのに。
私の幸せを守ってくれた
お姉ちゃんは不幸せだったのに。

相変わらず、私の思考はマイナスだった。
お姉ちゃんが死んでからというもの
負の感情を抑えきれなくなった。