雫「え？」
瀬那「鬱陶しいものが
なくなると...寂しい。」
せっかく頑張ったんだから
先輩もいつも通りが良かったのに
今日の先輩はいつも通りじゃなかった。
雫｢何言ってるんですか？
先輩。この間、私の事は
好きになれないって
言ってたじゃないですか。｣
瀬那｢言ったよ。...でも
お前が...あんまりにも俺に
付き纏うから...鬱陶しくて
ウザくて迷惑で...お前と出会ってから
いい事なんて1つもなかったのに
お前の事が頭から離れないんだ。｣
雫「はは。作戦成功ですね！
先輩の気を引け大作戦第56。
押してダメなら引いてみろ！
...これは、匡貴の案なんですけど
上手く行っちゃいましたね。」
笑ってるのに涙が溢れて...
感情がぐちゃぐちゃだった。
