瀬那「なれないよ。」 お姉ちゃんではない声が聞こえた。 瀬那「北見。」 聞き間違えるはずがない。 それは紛れもない先輩の声だった。 雫「先輩?」 瀬那「そんな所で何をやってる?」 雫「かくれんぼ...ですかね?」 瀬那「鬼は誰だ?」 雫「...はは、誰ですかね。」 まさか、こんな場所に先輩が 来るとは思っていなかった。 でも、私は...とてつもなく安心した。 お姉ちゃん以外の温もり。 先輩の声を聞くだけで 心が少しだけ落ち着いた。