先輩手に入れます!


雫「...お姉ちゃん...」

あの頃のように
自分で頭を撫でてみても
やっぱりそれは全然違った。

お姉ちゃんはもういない。
私のたった1人の大切な人は
もう...いなくなってしまったんだ。

頭を撫でた手をじっと見つめても
私がここで泣いていても
お姉ちゃんは来てくれない。

もう2度と私の頭を撫でてはくれないし
涙も拭ってはくれないんだ。

雫「お姉ちゃん。そっちの世界は幸せ?」

もちろん、そんな問いかけの
答えは返ってこない。
でも、聞かずにはいられなかった。

雫「私もそっちにいけば
幸せになれるのかな?」

だって、お姉ちゃんは...
私が聞けば必ず答えてくれてたから。

正解を教えてくれたから。