雫「やめてよ!!」
母「...雫。」
父「来てたのか。」
雫「何で?悲しくないの?
お姉ちゃんがいなくなっちゃったんだよ?
もうあの笑顔が見られないんだよ?
今は責任の擦り付け合いしてる場合じゃ
ないでしょ?これじゃ、お姉ちゃんが
死んだ意味がないよ!!」
父「どうゆう意味だ?」
もう嫌だ。...私だって。
こんな人達のそばにはいたくない。
今まで必死に見て見ぬ振りしてきたけど
今まで何にも気にしてない素振り
してきたけど...もう...限界だよ...。
雫「お姉ちゃんはずっと...
旦那さんからDVを受けてたんだよ。
お姉ちゃんの腕や足、ちゃんと見た?
アザ...沢山あるよ。」
母「......そんな、だって雨音は
いつも幸せだって...」
雫「お姉ちゃんはずっと...
嘘ついてたんだよ。
家にいる時も家を出てからも...
沢山嘘をついてきたんだよ。
笑いたくない時にも笑って..
幸せなフリをしてきたんだよ。
何で2人に話さなかったか分かる?
そんな話をすれば2人が喧嘩するって
分かってたから...お姉ちゃんは
誰にも頼らずに1人で
頑張ってきたんだよ!」



