雫「ぶしつけな事、言ってごめんなさい。
でも、梶谷先輩に力になれる事はないし
なって欲しいとも思ってません。
これが私の普通です。
両親の事と先輩の事は関係ありません。
私はただ、先輩が好きなんです。」
龍星「それって瀬那じゃないとダメなの?」
雫「ダメです。」
龍星「...そっか。」
告白された訳ではない。
実は梶谷先輩に好意なんてものは
ないのかもしれないけど
ずっと絵梨花先輩の言葉が
引っかかっていた。
もしも、梶谷先輩が
私に好意を抱いてくれているのなら
声を大にして言いたい。
私は愛されるべき人間じゃない。
そこまで考えて、ハッとした。
だから、私は鏑木先輩の事が
好きなんだと。
鏑木先輩の事を追いかけるのだと。
本当は私は、愛されたいと
思っていないのだと。



