雫「浮気してもいいから。
外でどれだけ遊んでても構わないから。
子供の前では喧嘩しない。
怒鳴り合わない。手をあげない。
先輩は...きっと...そんな人だから。
やっぱり私は...先輩、好きです。」

瀬那「聞き飽きた。」

雫「ですね。もう200回くらい
言ってますもんね。」

瀬那「ああ。」

雫「返事聞かせて下さい。」

瀬那「無理。」

雫「次の作戦考えなきゃですね。」

笑う私を見て先輩が顔を歪める。

ちょっとだけ、今のこの空気が
重たいのは...多分、私のせい。

私の明るさが足りなかったせいだ。