先輩手に入れます!


雫「私は...喜べないです。
見ちゃったんです。
梶谷先輩が相手チームのキャプテンに
封筒を渡してる所。
その中身が何なのか分からないけど
そうでないと思いたいけど...
先輩はお金...渡したんじゃないですか?」

いつも笑顔の梶谷先輩の顔から
その笑顔が消えた。
その瞬間、全て事実だったんだって思った。

龍星「...見られちゃったか。」

雫「...何で...そんな事したんですか?」

龍星「勝つためだよ。」

雫「梶谷先輩は皆の事
信じてないんですか?」

龍星「信じるとか信じないとかって
話じゃないんだよ。
1番大切なのは瀬那の役に立つ事。
イコール、勝利だろ?」

雫「本当に鏑木先輩が
喜ぶと思ってるんですか?
そんな事して梶谷先輩は
自分が役に立てたって思うんですか?
だったら、最低です!
梶谷先輩は何にも分かってないです。」