会場に戻った私は控室に続く
廊下の前でその人を待った。
龍星「あれ、北見ちゃん。
まだ帰ってなかったんだ。
瀬那ならもう少し時間
かかると思うけど一緒に待とうか?」
雫「梶谷先輩に用があって...。
少し、話せますか?」
龍星「え?俺に?いいけど...」
1つの部屋の扉を開けた
梶谷先輩と共に中に入ると
笑顔の梶谷先輩は尋ねた。
龍星「それで、どうしたの?」
雫「梶谷先輩は嬉しいですか?
今日、サッカー部が勝った事
素直に喜べますか?」
龍星「もちろんだよ。
試合には出られなかったけど
自分のチームが全国大会に
出場出来るんだよ。
喜ばない訳ないだろ。」



