雫「でも、4歩後ろから
周りを見渡してみると
皆が私にパスを出してくれてた事に
気付きました。たまには立ち止まって
周りを見渡してみると
気付かない世界って広がってるんだなって
ようやく最近、気付く事が出来たから。
先輩も1歩だけでいいから。
立ち止まって皆の後ろから
周りを見渡してみても
いいんじゃないですか?」
こんなにも好きなのに
先輩の役に立つ事が出来なくて
悔しいけど、こんな私に
慰められて先輩はやっぱり今も
ウザイって思ってるかもしれないけど
不安が押し寄せて吐きそうになるけど
先輩のこんな表情を見るくらいなら
私の気持ちなんてクソ食らえだ。
雫「だって...いつも先頭にいるのって
疲れちゃいますよ、多分。
...でも、疲れた時、先輩が
休んでても誰も悪くは言いませんよ。
ううん、もしも悪く言う人がいたら
私が4歩後ろからその人達のこと
悪く言います。私、実は結構
嫌な女なんですよ。
他人の悪口なんて平気な顔して
言えちゃいますからね。」



