嫌い同士の恋物語


ようやくホームルームが終わり、帰る用意をしていると


「ねえ!希衣さ、放課後カフェ行かない?話そうよ!」


友沙が嬉しいお誘いをしてくれた
ちょうどよく、今日はなんの用事もなかったので


「いいよ!行こ」


「やった!」


本当、友沙は可愛すぎる...

こんな可愛い彼女がいる桜木は幸せ者だ


カフェに向かい2人で歩いていると


「ところでさ、ずっと聞きたかったんだけど」


「なによ」



友沙とはかれこれ10年の仲だ。
改めて言われると身構えてしまう



「希衣って、瀬川のこと好きだよね」



ん?この人いまなんて言いました?



「...は?」


「え、好きなんでしょ?」


「え、は?ちょっと待って。
いつも私達の会話聞いてるよね?」


「うん。聞いてるよ」


なら分かるはずだ。嫌い同士という事が


「なら分かるでしょ?どれだけお互いを嫌い合ってるか」