「どうした?」
気になったカルフが聞いた。
「いや、あんまりにも難しい話で・・・。」
「そんなに難しく考えなくていい。今、お前さん達が関係している、それだけわかってくれればいい。」
「わかりました。」
理解出来ていなくても、カルフの言葉の重みが、ふたりの胸にのしかかった。一瞬、呼吸をする事すら忘れるくらいに、とても重い言葉だった。
しばらくの沈黙のあと、ロドが口を開いた。
「この事に、今、こんな風になった事に、私達が関係している事はわかりました。でも、パクは関係ないんじゃないですか?まだ、子供なんですよ。」
「それには、僕から答えるよ。」
テミロが、はっきりとした口調で言った。
「カルフから色んな事を聞いた。中には今でも信じられない事もあった。それでも、一緒に暮らしていると、さっきの話みたいに、よくわからない事だらけなんだけど、そうしなくちゃいけない事だらけなんだよ。」
漠然とした事を、やや興奮気味に話した。テミロの悪いくせが始まった。ロドは思った。こうなると、最後まで要領を得ない。聞きたい事、それをひとつだけ質問した。
「パクにどんな関係があるの?」
「パクには、この時間の流れを止める力があるそうだ。」
気になったカルフが聞いた。
「いや、あんまりにも難しい話で・・・。」
「そんなに難しく考えなくていい。今、お前さん達が関係している、それだけわかってくれればいい。」
「わかりました。」
理解出来ていなくても、カルフの言葉の重みが、ふたりの胸にのしかかった。一瞬、呼吸をする事すら忘れるくらいに、とても重い言葉だった。
しばらくの沈黙のあと、ロドが口を開いた。
「この事に、今、こんな風になった事に、私達が関係している事はわかりました。でも、パクは関係ないんじゃないですか?まだ、子供なんですよ。」
「それには、僕から答えるよ。」
テミロが、はっきりとした口調で言った。
「カルフから色んな事を聞いた。中には今でも信じられない事もあった。それでも、一緒に暮らしていると、さっきの話みたいに、よくわからない事だらけなんだけど、そうしなくちゃいけない事だらけなんだよ。」
漠然とした事を、やや興奮気味に話した。テミロの悪いくせが始まった。ロドは思った。こうなると、最後まで要領を得ない。聞きたい事、それをひとつだけ質問した。
「パクにどんな関係があるの?」
「パクには、この時間の流れを止める力があるそうだ。」


