「なんで・・・。」
パクは号泣した。しゃがみ込み、泣き続けた。もう、何を信じていいのか、わからなくなっていた。
「おじさん、なんで、なんで、その事を教えてくれなかったの?」
「すまん、パク。本当にすまん。テミロに、話しちゃいけないって言われたんだ。」
「だから、なんで話しちゃダメなんだよ。」
「そ、それは・・・。」
答えられるわけがなかった。ヤンダルは、村を救うためにロドとパクの協力が必要だと言っていた。そのために、ロドが時間の流れにさらわれる事も必要だと言っていた。それで、ロドが死ぬ事はないとも。ただ、その事を話してはいけない理由は言ってくれなかった。
「なんでなんだよ。」
「そうだよ。親父、わかるようにパクに説明してやれよ。」
ミルルも、パクに加勢した。