「なんで?なんで、私達が犠牲にならなくちゃいけないのよ。」
ロドはベッドから跳ね起き、カルフに文句を言いに行こうとした。それを、テミロは必死に止めた。
「落ち着け。落ち着くんだ、ロド。」
「なんで、これが落ち着いてられるのよ。こんなの、こんなの酷すぎるでしょ?」
「あぁ、確かに酷い・・・。それはわかる。でも、しかたないんだ。」
いつまでも、答えの出ない問答が続いた。