土「で、お前ら患者か?」



わーお、どストレート。



コ「なわけ、ただの通りすがりの旅人ですよ。」


土「じゃあなんでここまでのこのこついてきた。」


コ「別に好きでついてきた訳じゃないですよ。おたくの隊士に無理矢理、ね。それに行く宛に困ってたんで。」


土「・・・ふん。」



しーん、と部屋の中が静まり返った。


・・・おもっくるしいな。


からっ、



沖「土方さん、連れてきましたよ。」


土「おう」



新選組を束ねる長、近藤勇か。


どんな厳つい人なんだろう。



近「初めまして、私が近藤勇だ。君たちは?」



「「・・・」」



・・・優しい顔のゴリラがいる。


いや、厳ついには厳ついが・・・ねぇ?


こほん。気を取り直して、コウに視線で問いかける。


コ「・・・ま、いいかな。俺はコウ。こっちは麗。」



軽く、会釈する。



土「近藤さん、どうする?」


近「うーん・・・、あ、君たち剣術はできるかね?」


コ「えぇ、できますが。」


近「なら、新選組に入らないかい?」