・・・あ。


長州の間者・・・、屯所・・・、浅葱色の羽織・・・、



「・・・新選組?」


コ「・・・あぁ、納得。」


?「僕達も有名になったねー、一くん。」


?「そうだな。」


「・・・沖田総司と斎藤一・・・?」



あ、やば。


口から零れた言葉に二人が目ざとく反応した。



沖「へー?・・・なんで知ってんの?」


斎「ますます怪しいな。」


沖「ま、兎も角屯所まで来てね。」


「・・・嫌だと言ったら?」


カチン。


その場の空気が冷えた。



コ「・・・」


沖「しょうがないね、無理矢理連れてくよ。」


「お前らに私たちが捕まるとでも?」



バチバチと火花を散らせると、



コ「・・・はいはい、ストップ。」


「・・・赤」


コ「いーから。・・・えーっと、沖田さんと斎藤さん?屯所まで行くよ。」


沖「急に潔くなったね?」


コ「生憎、今行くところがなくてね。」


「・・・はぁ・・・」