女「助かったよ、ありがとうね。」
「・・・」
面をとって、男の子を真っ直ぐ見つめる。
「・・・偉かったぞ坊や、・・・その根性を忘れるな。よくやった。」
そう言って、頭を軽く撫でた。
子供「っ、うん!」
「・・・貴女も、怪我はないか?」
女「は、はい///!・・・あんさん、いい男だねぇ、」
「・・・。」
・・・あれだよね、さっきから私女として見られてないよね。
・・・軽くショック。
コ「しょーがないと思うよ、黒。」
「・・・赤。」
コ「中世の麗人みたいな顔立ちだから、どっちでもいけるよ。」
「・・・そうなのか・・・?」
女「・・・あ、あの、」
「ん?」
桜「私、木村屋で働いてる桜蘭と申します。良かったら貴方様のお名前を聞いても?」
「・・・黒崎・・・あぁいや、黒狐だ。」
桜「黒狐はん・・・、では、もし木村屋にいらっしゃる機会がありましたら私の名前を出してください。」
「あぁ、分かった。」
桜「では。」