コ「さて、これからどーする?れーちゃん。」



なんとか落ち着いて、歩行者の邪魔にならないように端っこをゆっくり歩く。



「・・・とりあえず、衣食住を確保しよう。」


コ「じゃないとさすがに生き延びれないしねー」


「・・・はぁ・・・手っ取り早いのは島原とか働くことだろうけど・・・」


コ「島原は反対。」


「・・・言うと思った。」



その時。



女「いやっ!やめて!触らないで!」


男「あぁん?ぶつかってきたんだから慰謝料払えよ、もちろん身体でもいいぜ?」


男「ニヤニヤ」



・・・。



コ「・・・今の時代でもあるんだ。」


「・・・反吐が出る。」


子供「やめろ!お姉さんを離せ!」


「・・・へぇ」


一人の男の子が男たちに立ち向かっていた。


大の大人でも無視してそそくさ逃げてんのに、君が、ねぇ。


私が止まったのを見て、コウも面白そうに笑う。



男「あ?ガキは引っ込んでろ!」


男「どけよ、おら!」



片方の男が男の子の腹を殴る。



子供「うぐぅっ?!」