太陽の君へ

いつも、あたしは泣いていた。

ずーっと暗闇を歩いていた。

あたしの歩く道はいつも暗かった。

……………………………………

「…………は…………る…………晴弥~?」

遠くで声がした気がして、あたしは目を覚ました。体を起こすと目の前には親友の可奈の姿。

「あれ?可奈??なんでここに?」

「もぉ…………寝ぼけないでよ。今日の授業は終わったよ。ったく…………晴弥ったらずーっと寝てたんだからね。」

授業?あー……………
ここ学校だったんだ。
ヤバイな、あたし…………。
午後の授業、全然してないや;;

「ごめん、可奈。帰りになんかおごるからさ。」

「まぢで?やったぁ♪
…………でも今日は彼氏と帰るんだ。ごめんね。」

「そっか。
相変わらずラブラブだね。」

あたしは照れる可奈にひじでつついてからかった。可奈も顔を赤らめながら「うるさいなぁ」と幸せそうな顔で反撃してきた。

「晴弥だって瓜生くんは?」

瓜生と言う言葉にあたしははっとした。

「あっ………忘れてた。今日、あいつと一緒に帰るんだった。」

「えぇ!!そんな大事なコトわすれんなよッッ。早くいきな!!」

可奈は少し呆れたようにあたしの背中を押して教室の外へと追い出した。

「お幸せに!(笑」

可奈はとびっきりの笑顔であたしに手をふった。
あたしも可奈に手をふり、急いで待ち合わせの場所へ向かった。