訳あり無表情少女と一途な幼馴染

「姉さん…じゃないの?」
「何故」
「笑った顔、素顔が…やっぱり似てる」
「…」
「ねえ、本当は姉「違う」」
「…お姉さんがいなくなったのは、いつ?」
「5歳。小さかったけど、あれだけは鮮明に覚えてる。
姉さんは、目の前で誘拐されたんだ」
「…子供の頃の記憶しか無いのに似てるって?」
「写真がある、家族で撮ったのと幼馴染で撮った。それと、俺の直感」
「申し訳ないけど…違う」
「そっか…そっか。
ゴメン、早く姉さんを見つけたくて…、雫が笑ってくれた時、姉さんに重なったんだ。
だから、ゴメン」
「いいよ。ところで、目の事は黙ってて」
「何で…もしかして、…何も言わないよ。だから俺は一緒にいる」
「そういう事じゃない。俺の都合だ。もし言えば、もうここへは来ない」
「…」
「俺が居なくても話したら、…分かるから」
「…分かった」