蓮side
平穏な日々な…筈だった
栞と紫音は今でも、桜井組の影の存在…鷹と蒼鷹
兄貴は辞めさせようとしたが、栞が頑なに拒んだ
栞がやり続けるなら紫音も
俺はまだ組に属してないから、栞と紫音がどんな仕事をしてんのかも聞かされない
ただ帰りを待ってるだけだ
栞と紫音、2人に部屋はあるが栞は俺と一緒の部屋
俺がそうさせた
栞が仕事から帰ってくる時は、どんだけ遅くても起きてる
だから今日も

「おかえり」
「ただいま」

栞はローブを脱ぎ、俺に凭れ掛かる

「疲れたか?」
「…少し」

ちょっとの会話をして俺達は眠りにつく