蓮side
栞を抱き抱えると、気がついた紫音が近寄る

「蓮、ありがとう。姉さんを受け入れて、救ってくれて」
「んなの、当たり前だ」

紫音は一息吐き

「帰ろ」
「ああ」

こうして、俺達は桜井家へと帰った