「栞!」
「姉さん!」

呼び掛けても反応しない

「蓮!姉さんは体が弱ってるんだ!このままじゃ体が…うぁっ!」
「紫音!?」

力が衝撃波となって紫音を襲った
紫音は辛うじて意識がある

「くそっ!どうしたら…!」

紫音はネックレスを手に取り

「もしかしたら、コレで、どうにか…出来るかもしれない!」
「ホントか!?」
「コレには、姉さんの力がある!可能性はある!」

ブワッと一際大きな風が舞う

「うっ!…くっ!力が強過ぎて、近く事すら無理だ…っ」