紫音と桜井組へ
部屋には楼と春が

「部屋全体を隠せ」

《ヒュプノ(催眠)》

「もう、いいだろ」

フードを外し、栞、紫音として対峙する

「で、話は」
「…楼が調べろと言った組、奴等が裏にいる」
「? 奴等?」
「私を誘拐した奴等」
「!?……なっ……!?」

紫音が目を見開いて驚く
春は驚いてるけど、なんとか冷静になろうとしてる

「今まで見つからなかったのに、なんで…」
「何か心当たりはあるか?」

心当たり…
そういえば、白狐の旅行で集団を潰した時…一瞬動揺した

「私が多分、やらかした」
「何をした」
「白狐で行った旅行先で絡まれた。その時、服を取られて…傷を見られたから…」
「姉さん…」
「こっちに影響は?」
「今のところ何も無い」

桜井組はまだ大丈夫か