訳あり無表情少女と一途な幼馴染

理事長室に戻ろうと思ったけど

「屋上、行ってみるか?」
「屋上?」
「本棟は立ち入り禁止にしてるけど、別棟は入れるんだ。
鍵も持ってきてるし、今日は天気も良いし、誰も来ない筈だ」
「…筈?」
「っ、ああ」

正が戸惑い気味に答える
ジッと見つめると溜息を吐き

「白狐の溜まり場なんだ」
「…」
「で、でもな?今日は学校にも来ないから…な?」
「…」

屋上…行ってみたい

「…分かった」
「!」
「今日は来ないんだね?」
「ああ!」