部屋を出て、長い廊下を歩く

「私は、あの女のコピー。
コピーだから…使える人間だから、マスターの側に置いてもらえる」

手を目の前に挙げ、グッと握る

まだ完全じゃない
完全な力を手に入れれば、マスターはあの女よりも私を選んでくれる

「あの女の全ての力を奪えば…殺してしまえば…!」

ニヤァと思わず口角が上がり、歩調も早くなる

「待ってなさい、私が必ず殺してあげるから!」