蓮side
雫を追って、ホテルの外を歩いてるが、おかしい
雫はさっきホテルから出たばっかだ、なのに見失った
幸いにも、気配を消さずにいてくれてるから意識を集中し、気配を辿る
少し離れた先のベンチに雫は居た
近付こうとしたら、反対の曲がり角から人の声が

「…こっちなら…少ねぇんじゃ…の?」

現れたのは10人程の集団

「お!女の子が1人で何してるの〜?」
「…」

男達が雫に近付く

「おい無視すんなよ〜、君1人?こんなとこにいないで俺等と遊ばねぇ?」

雫の手が震えてる…マズイ

「フードで顔見えねぇな〜、取ってもいい〜?」

バシッ

「俺に触んな」

声も震えてる

「震えてるよこの子!何?怖いの?大丈夫大丈夫!」
「俺等に着いてこれば楽しいよ〜?」

1人が雫に手を伸ばすと
ギリッ

「痛ってぇ!!」

手を捻り上げられ悲鳴を上げる

「触んなっつってんだろ」

そのまま横に男を投げる
雫は、震えてない